特に良かったゲーム
New Pokémon Snap
2023年の個人的な目標は 「FPSをできるようにしよう」 にした。私はFPSは10分ぐらいで酔ってしまうので今まで避けていたけど、それはなんか人生を損してる気がしたので、ちゃんとFPSと向き合って慣れるまでやってみることを2023年の目標にした。
それでFPS入門的な作品を最初にやろうとして手を付けた作品がこのNew Pokémon Snap。シューティングなのかどうかはあやしいけど一人称視点で遊ぶ簡単な作品として最初に選んだ。 そして実は入門に見えて結構酔いやすい作品らしいということを知るのは後の話。
Hi-Fi RUSH
なんかのイベントで突然発表とともに配信開始された謎のゲーム。リズムゲームとアクションを組み合わせた操作性、ブラック企業を舞台にしたアホっぽいシナリオ、なぜか突然挟まれるゼノギアスのパロディーなど、ハマる要素が多かった。 今年のベセスダの代表作といえばStarfieldではなくこのHi-Fi RUSHだと思っている。
ゼノブレイド3 新たなる未来
ゼノブレイド3のDLC。モノリスソフトという会社はDLCを「通常の半分くらいのボリュームの新作ゲームを作ること」と勘違いしており、今作もまったく新しいフィールド、新しいキャラクターで、本編とはまったく違う壮大なストーリーが描かれる。特に終盤「ラジオ」が流れる問題のムービーなど、「これはもはやゼノブレイド4では?」と思った。
本編に劣らず壮大な話を短い時間にまとめたため異常に駆け足になったストーリーなど気になる点はあるが、面白かった。
7 Days to End with You
良かった。これは別途ブログ記事を書いた。
Core Keeper
2Dサンドボックス。2023年で最もプレイ時間が長いのはこれ。 あちこち探索して、壁を掘って、拠点を作って、いろいろ物を作っていく。進めると自動化要素も出てきてやることが増えすぎる。 もしこれにランダムエンチャントとかあったらマジで一生やってしまうと思う。
2023年時点ではまだアーリーアクセスだけど日本語翻訳の品質も含めて非常にクオリティが高く、普通に楽しめる。
ゼルダの伝説ティアーズオブザキングダム
これを作った人はバカ。「その辺のオブジェクトを自由に組み立ててロボットや乗り物を作れる」「あらゆる物体の動きを巻き戻せる」「どんな天井もすり抜けられる」といった、意欲的なインディーズメーカーがコンパクトな世界でひとつ作るだけで十分ゲームとして成り立つようなアイデアを、なぜかAAA級オープンワールドゲームに全部ぶち込んでみたとかいう狂ったゲーム。空の世界から地上、地底まで全部がシームレスに繋がった広大なおもちゃ箱で、どこにでも飛んで行けて、様々な物も組み立てられて、どんな天井も抜けられる。どうなってんだこのゲーム。
とはいえ、マップは6年前の前作ブレスオブザワイルドと同一の舞台ということが最初から分かっていて、前作は既に何周かしたゲームなのでさすがに飽きてないかなと不安になった。 しかし実際にやってみると、これが驚くほど違和感が無い。『スカイウォードソード』の後半や『時のオカリナ』の大人時代など「以前訪れたマップに新しい異変が起きて、もう一度冒険する」というのは今までシリーズで何度も取られていた手法であって、それが『ブレスオブザワイルド』→『ティアーズオブザキングダム』と2作品に分かれただけという感じになっていた。つまり、今シリーズで何度もやってきた手法を、今回は2作品に分けて最大級のボリュームでやったという感じだった。つまり新しい作品のようで、実はシリーズの延長線上にあるいつものゼルダに近い感覚も多かった。
スーパーマリオRPG
25年前の若かった自分にとって『スーパーマリオRPG』はとても難しいゲームという記憶だった。ヤリドヴィッヒのすいじょうきばくはつやオノフォースのジャスティスブレイカ、カジオーのミルキりゅうせいぐんなど、いわゆるAoEの対処ができず相当苦労した覚えがある。裏ボスのクリスタラーはまったく歯が立たなかった。
それが25年後にやってみると、とても簡単になっていた。ジャストガードや戦闘中キャラ交代、3人技など様々な要素が追加され難易度が下がっていたのもある。私も色々なRPGをやってきて、強力なボスが倒せなくて何日もビルドや戦略を考え直しという経験を何度もしてきたので、成長したのはあると思う。しかし強化版のボスもカジオー突破時(レベル19)のステータスのまま数回の挑戦であっさり倒せてしまったのは拍子抜けだった。リメイク前のクリスタラーはどうやっても倒せなかった相手なので、リメイク後も最強であって欲しかったけど、25年後の自分にとっては子ども向けのやさしいRPGに変わっていた。
故郷に久々に帰ったら、手が届かなかった天井や地獄のように長い坂道など幼い頃に見た何もかものスケールが小さく見えるような、そんな気持ちにさせてくれるゲームだった。そういう意味で、リメイクとしては完璧だと言える。余計な追加要素などは何もない、当時のままの姿がそこにあった。
Monster Hunter Now
モンハンの最新作。実はクローズドベータテストにも参加していて期待していた作品。「武器は5種類しかない」「大型モンスターは13種類しかいない」と言われたら「そんなモンハンを2023年にやって面白いのか?」となりそうだけど、これが予想の斜め上に面白かった。ギリギリでうまく回避したり弱点部位を狙ってコンボを当てたりするモンハンの楽しさがシンプル操作で再現されている。
スマホで手軽にできるので、最近のモンハンみたいに手軽に遊べるデザインになっているのかなと思ったら、逆だった。「制限時間が厳しいのでDPSがとても重要」「回復薬が課金アイテムなので被ダメージが重たい」「落とし穴などは無く武器での殴り合いで勝つしか無い」といったシビアな調整になっている。ストーリーを進めるための緊急クエストはマルチプレイ不可能とかいう謎の厳しい縛りも含めて、昨今の遊びやすくなったモンハンシリーズの流れに真っ向から歯向かうハードなゲームになっている。ハンマーでやっているけどディアブロスの緊急クエストがなかなかクリアできなくて何十回もやり直すことになった。
ランダムエンチャントみたいなエンドコンテンツ的な要素も乏しく、メインストーリーを周回するほど装備の強化に必要な素材が増えていくだけというストイックな設計になっている。開発者は初代モンスターハンターしかやったこと無いのではないか?と思えるような、昔のモンハンを思い出すシンプルさと厳しさがスマホで再現されている。十分面白いけど、2023年に出るモンハンの最新作がこれで良いのか?という気はした。
個人的にあまり好みではなかった
HEAVEN BURNS RED
ストーリーのノリが合わなかった。『ペルソナ』とかもそうだけど、こういうジュブナイルRPG?とかが個人的に苦手なんだと気づいた。 「2章までやってほしい」と言われたのでやっていたが、「そろそろ2章が終わったかな」と思ったタイミングで「第1章開始」と出てきて心が折れた。
Tales of ARISE
なんかご都合主義みたいなストーリー展開が続いていたのが気になりつつも進めていたけど、敵ボスに「茶番は終わったか?」と言われて、ああこれは茶番だったのか、じゃあやめよう、と思ってやめてしまった。
Call of Duty: Modern Warfare Remastered
FPSをやっていた流れでプレイ。 ゲーム自体は良かったんだけど、実在する中東の国を舞台にした戦争を描いていて、どうしても現実で起きている事を思い出して暗い気持ちになってしまったので、ただちにプレイをやめた。ゲームは悪くない。現実がクソゲー。フィクションが楽しめる平和な世の中にはやくなってほしい。
Starfield
10時間ほどやってみて面白さがわからなかったので離脱した。「最初の10時間は面白さが分かりにくい。長く遊ぶと面白さが分かる」みたいなレビューを見たが、10時間ってスーパーマリオRPGがクリアできる。最高クラスのRPGを1本体験できる時間である。ゲームの選択肢が多様にある時代において、面白くなるまで10時間というのはなかなか厳しいのではないかと思った。それはそうとして、私はゲームを始めたら最初から面白くないと嫌なんだなと気づいた。
おわりに
今年プレイしたタイトルをすべて並べるとこんな感じ。
- Nintendo Switch
- ポケットモンスタースカーレット ゼロの秘宝
- New Pokémon Snap
- Hyrule Warriors: Age of Calamity
- ゼノブレイド3 新たなる未来
- ゼルダの伝説ティアーズオブザキングダム
- ポケモン不思議のダンジョン救助隊DX
- ピクミン4
- スーパーマリオブラザーズワンダー
- スーパーマリオRPG
- PS5
- 特に無し
- Xbox Series S
- Tales of ARISE
- ENDER LILIES: Quietus of the Knights
- Overwatch 2
- Call of Duty: Modern Warfare Remastered
- Hi-Fi Rush
- Halo Infinite
- Diablo 4
- Starfield
- PC (Steam等)
- DEATH STRANDING
- Metal Unit
- 常世の塔
- Spring Falls
- Risk of Rain 2
- 冒険ダンジョン村
- 7 Days to End with You
- Core Keeper
- Aperture Desk Job
- Micro Platformer
- Downwell
- Harvestella
- BLUE PROTOCOL
- Wonderlands
- Monster Hunter World
- Risk of Rain Returns
- Android Smartphone
- HEAVEN BURNS RED
- Monster Hunter Now
- Pokémon Sleep
- 崩壊: スターレイル
- Sky
一番面白かったのは『Core Keeper』。2023年発売の物に限ると『Hi-Fi RUSH』か『ゼルダの伝説ティアーズオブザキングダム』というところ。
今年は『ピクミン4』『スーパーマリオブラザーズワンダー』『Diablo 4』など名作も色々あったけど、これらは買ったけどほとんどプレイできてない。面白くなかったというより、面白いかどうか判別できるよりも前にやめてしまった。ゲームは娯楽なので合理的な理由は無いけど気が向かないという時もある。
Steam Deckを買ったのでPCゲームが色々はかどるようになった。一方でPS5を起動しなかったのはさみしい。来年は『Rise of the Ronin』に期待。