先月ポケモンスカーレットのランクマッチをやってみたけど、そこで好きなポケモンであるプリン(プクリン)を活躍させてあげられなかったのが心残りだった。なのでシーズン2はプリンを軸に構築を組もうと考えた。
2023年2月からのシリーズ2(シーズン3)からはパラドックスポケモンが解禁され、サケブシッポが利用可能になる。もちろんサケブシッポとプリンでは特性が違うので差別化可能だけど、サケブシッポは非常に高い種族値を持っていて似たような技も使えるので、プリンが最も活躍できるのは今シーズンが最後かもしれないと思ったので、使うことにした。
Name | H | A | B | C | D | S | Total |
---|---|---|---|---|---|---|---|
プリン | 115 | 45 | 20 | 45 | 25 | 20 | 270 |
プクリン | 140 | 70 | 45 | 85 | 50 | 45 | 435 |
サケブシッポ | 115 | 65 | 99 | 65 | 115 | 111 | 570 |
種族値はポケモン徹底攻略より引用。 プリンの数値は進化の輝石抜きなので実質的な値はもっと高くなる。ちなみにB特化輝石プリンと無振りサケブシッポの物理耐久がピッタリ一致する。
さて、プリンを活躍させるとなると、鍵となるのが特性フレンドガード。場にいるだけで相方の耐久を向上させる強力な特性。この特性を持っていてシリーズ1(シーズン2)で利用可能なのは、プリンの他にビビヨンとイッカネズミがいる。
Name | H | A | B | C | D | S | Total |
---|---|---|---|---|---|---|---|
プリン | 115 | 45 | 20 | 45 | 25 | 20 | 270 |
ビビヨン | 80 | 52 | 50 | 90 | 50 | 89 | 411 |
イッカネズミ | 74 | 75 | 70 | 65 | 75 | 111 | 470 |
イッカネズミは強力な攻撃技ねずみざんを持ち、他にもおかたづけ・いかりのまえば・このゆびとまれ・アンコールなど厄介な技を多く持っている。素早さも高く、優秀なポケモン。環境にも多く、特に「イッカコノヨ」と呼ばれる並びでシーズン1上位の構築にも組み込まれているらしい。(参考1, 参考2)
ビビヨンは蝶舞からの複眼ねむりごな・ぼうふう等でアタッカーが可能。フレンドガード型にした時もいかりのこな・おいかぜ等のサポート技を持つ。地面無効なので地震アタッカーと組み合わせやすい。
これらと比べてプリンは、フレンドガード以外に強力な型が無いという時点で一歩劣っている。 ビビヨンやイッカネズミも決して種族値が高い方のポケモンではないが、プリンはそれらと比べ物にならないほど種族値が低く、どうしてもできることは限られてしまう。
フレンドガード役として見ると、プリンは進化の輝石込みだと耐久は最も高い。実質的にはイッカネズミにオボンの実とか持たせたほうが場持ちは良さそうだけど、ノーマル・フェアリータイプによる優秀な耐性もあるので差別化にはなっていそう。
そして今回は、プリンがいやしのはどうを覚えることに着目した。S20の鈍足による後攻が安定するので、相方に飛んでくる中途半端な攻撃を無限に受け続けるような事ができないかと考えた。 となると素の耐久が高めで、攻撃を受け続けることを活かせるようなポケモンと組むのが良いのではないかと考えた。色々考えた結果、弱点保険バンギラスと組ませれば強いのではないか?と考えた。竜舞して岩テラス切っていわなだれすれば全員倒せるのではないかと考え、これを軸にパーティを組んでみた。
ところで、プリンはほろびのうたが使えるのも有効な差別化点のようだけど、ダブルバトルよく知らないので上手い使い方がよく分からなかった。(司令塔ヘイラッシャに有効らしい?) なおプリンの代名詞とも言えるうたうは、たぶんビビヨンの眠り粉の劣化になりそう。
パーティ
プリン/ワタッコ/バンギラス/コノヨザル/グレンアルマ/サザンドラ
ワタッコ、グレンアルマ、サザンドラは以前と同じビルド。
基本選出は先発プリン+バンギラス、後続コノヨザル+サザンドラ。変身前イルカマンのクイックターンなどバンギラスの弱点保険を無警戒な動きが来ると、そのままいわなだれで全抜きができる。
テラスタルも基本的にバンギラスに対して切る。バンギラスの岩テラスタルは攻めの他にも格闘4倍を2倍にして耐久のために使えるので、弱点保険と合わせると攻守を兼ね備えた動きになる。 例えば、岩テラスバンギラスはH252振りで陽気パーモットのインファイトを確定で耐える(意地っ張りは乱数)。そして返しのA二段階上昇いわなだれでB1段階低下パーモットを砂ダメージも込で乱数で落とせる。
最終的なビルド
プリン
- ノーマル・フェアリー
- まもる/いやしのはどう/リフレクター/ひかりのかべ
- フレンドガード
- しんかのきせき
- ずぶとい H4 B252 D252
構築の中心。とにかく耐えて、いやしのはどうを連発して相方を長持ちさせる。たぶんSは後攻いやしのはどうを安定させるのとトリックルーム時にアドバンテージを取るため最遅が良いと思うけど、厳選してない。
「まもる」はサーフゴーのゴールドラッシュ読みで使う事が多かった。相方がグレンアルマや鋼サザンドラの場合はほとんどダメージを受けずに相手のサーフゴーのCを下げられるのでアドバンテージが大きい。
バンギラス
- いわ・あく
- テラスタイプいわ
- いわなだれ/かみくだく/てっぺき/りゅうのまい
- すなおこし
- じゃくてんほけん
- いじっぱり H228 A252 S28
ダイマックス環境で使いたくなるような弱点保険型。フレンドガードと壁or癒やしの波動が決まれば事実上ダイマックスと同程度の耐久を得ながら暴れられる。弱点が多い上に耐久が高くて2倍弱点のサブウェポン程度なら余裕を持って耐えるので弱点保険と相性が良い。4倍弱点の格闘はテラスタルで2倍弱点にすることで耐える。
使ってみると、絶妙なSが足を引っ張った。追い風下で最速ガブリアス抜きまで振ってあるけど、もっと良い調整がある気がする。
鉄壁は他の技の方がいいと思う。無難に「まもる」か、ワイドガードペリッパー対策の単体岩技など。
コノヨザル
- ゴースト・かくとう
- テラスタイプかくとう
- ふんどのこぶし/ドレインパンチ/がんせきふうじ/ビルドアップ
- やるき
- オボンのみ
- いじっぱり H232 A252 B12 D12
雨パなどバンギラスが先発で出にくい構成に対して初手で出す。ペリッパーの暴風はフレンドガード無しでも確定で耐える程度の耐久はある。
フレンドガード+癒やしの波動と憤怒の拳の相性は良いけど、警戒されてなかなか攻撃を受けない事も多く、そういう時にビルドアップをうまく積めるかが鍵だと思った。
サザンドラ
- ドラゴン・あく
- テラスタイプはがね
- あくのはどう/りゅうのはどう/ねっぷう/ラスターカノン
- ふゆう
- おくびょうCS252
- とつげきチョッキ
以前と同じビルドの流用。プリンがすぐにやられてしまった時に出番が回ってくる事が多いので、チョッキは外して「おいかぜ」でも入れた方が良いと思った。
グレンアルマ
- ほのお・エスパー
- テラスタイプほのお
- かえんほうしゃ/サイコキネシス/ワイドガード/トリックルーム
- もらいび
- ふうせん
- ひかえめHC252
以前と同じビルドの流用。相手のトリックルーム対策や、相変わらずキツいコータス対策。ふうせんは多分いらない。
ワタッコ
- くさ・ひこう
- リフレクター/ひかりのかべ/かふんだんご/おいかぜ
- リーフガード
- メンタルハーブ
- おくびょうHS252
以前と同じビルドの流用。プリンの代わりに出す。後攻で耐久に重きを置いたプリンに対して、ワタッコは追い風での速攻と先攻花粉団子による回復に強みがあり、気分で使い分けていた。
たぶん壁はてだすけ・いかりのこな等の方が良いと思った。