PyCon JP 2021に参加してきた。PyCon JPへの参加は昨年に続いて2回目になる。今回は2日間の開催のうち Day 1のみオンライン+オフラインのハイブリッド開催 になっていたが、私はオンライン参加だった。

参加したセッション

今年のブレイクアウトセッションは機械学習系のセッションで統一した。

また、基調講演、Lightning Talks、企業ブースでのトークイベントも面白かった。こういうトピックの広いカンファレンスは様々な内容が聞けるのが良い。

私はWeb開発者でRubyやTypeScriptを結構触ってきた人間で、Pythonについては初心者。だけどPyConには色々な分野でPythonを使っている人がいて、参考になる事が多い。たとえばStreamlitは、「Web開発が苦手なPython使いのための物で、私には不要だ」と思い込んでいた。けど実際にはPythonで作った物を高速にプロトタイピングできるという事例を聞いて、もっと積極的に使おうと思った。LightningTalksであったstreamlit-webrtcのライブコーディングはかなり格好良かった。

パーティフード

ピザハットさんがフードスポンサーして頂いていて、パーティフードとしてピザが提供された。

これ系のカンファレンスの懇親会でピザが出るのは珍しい話ではないけど、 オンラインイベントなのに自宅へピザが配達される 。Discordでも「ピザが届いた!」とたくさんの書き込みがあって、オフラインイベントでは得られない謎の一体感があった。(配信を行っているオフライン会場にも同時間帯にピザ配達されたみたい)私はちょうどピザハットさんのスポンサーセッション中にピザが届いた。

なおPythonらしいネタを一応書いておくと、セッションを聞いている間でもRaspberryPiによるプッシュ通知のおかげで気づいた。

オンラインのイベント参加について

懇親会で自己紹介してて気づいたけど、私はPython歴がちょうど第1回緊急事態宣言の時ぐらいから本格的に触り始めたので、 Pythonのイベントはオフラインで参加したことが無かった 。過去にはPHPカンファレンス等に何度か参加した事があるので、過去のPyConオフライン開催時もそれに似た雰囲気だったのかな、と思っている。

オンラインのイベント参加には結構メリットがある。昨年も似たような事をつぶやいたけど...

  • 複数ディスプレイとキーボードマウスなど好きな環境が使える
    • エディタでメモ取りながらDiscordチャット部屋やTwitterハッシュタグ見ながらブラウザのタブいっぱい開いてセッション中の参考文献Blogググる、みたいな事も楽勝
    • オフラインでは基本的にノートPC1画面だけになるので、どうしても限界がある
    • 私は英語に弱いので英語セッションを見るときは特に重要。翻訳ツール使えたり、日本語でTwitter上で実況してくれたりする人がいるのを手がかりに聴講するため
  • ノートPCのバッテリー気にしなくていい
    • オフライン会場で充電できるかどうかは参加前には分からない(できないケースのほうが多い)
  • Wi-Fiとか気にしなくていい
    • オフライン会場のWi-Fiが安定しているかどうかは参加前には分からない
    • 大人数の会場でテザリングしちゃうと迷惑だったりする
  • 貴重品の扱いとか心配無い
    • 基本的にノートPCを持っているので気になる
  • どこからでも参加できる
    • 大規模なカンファレンスは基本的に東京開催なので、中部・関西在住の私には参加に費用も時間もかかる

他にも、PyCon JPで過去あったかどうかは分からないけど大規模カンファレンスの基調講演やブレイクアウトセッションの人気枠だと、全員が1部屋に入り切らずサテライト会場で動画配信を見る事になったりする。そうなると現地に行ってるのに結局配信を見ることになって、オフラインの良さはあまり無くなってしまう場合がある。

ただ、それだけオンライン参加のメリットが色々ある中でも、オフラインで実際に会場に行ってリアルな人と物理的な場所でカンファレンスに参加する事には意味があると思っている。なんか雰囲気、楽しさ、緊張感とか、そういうのが結構大切だと思っている。関西圏在住だけど、こういうの参加するために東京まで行くのは嫌いじゃなかった。

いろいろとオンラインイベントの良いところは色々あるけど、東京まで行ってオフライン会場で参加するのもまたやりたいな。カンファレンスで得たものを帰りの新幹線で実装したりしていたのが懐かしい。

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