『NieR:Orchestra Concert re:12024 the end of data』大阪公演に行ってきた とても良かった。
以下ありとあらゆるネタバレを含む。
なお掲載されている画像はすべてChatGPTおよびGeminiで適当に生成したものであり、本コンサートとは一切関係が無い。
この画像の下から「NieR:Replicant」、「NieR:Automata」、および本コンサート「NieR:Orchestra Concert re:12024 the end of data」のネタバレを含む。
NieR:Automataのコンサートは何回かやっている印象だけど、チケットが当たったのは初めて。大阪公演は2020年3月に予定されていたものの中止されてしまい、それ以来みたい。
今回のオーケストラコンサート「the end of data」には、事前情報としてなんか朗読?があるらしいという事は聞いていた。まあゲームのシーンを切り抜いたようなものか、最初か最後にちょっとナレーション的に入る感じなのかなー、ぐらいに思っていた。 ところが実際には NieR:AutomataのEエンド「the End of YoRHa」後の物語が語られた。NieR:Automata最大の関門であるあの最後のシューティングゲームやって、セーブデータ消して、最後のカットシーンまでがEエンドだけど、今回のコンサートで語られるのはそのあとの物語。ポッドによって2Bと9Sが修理された後の話が朗読で展開される、完全に後日談。多分このコンサートのための新ストーリーだと思う。普通のゲームでいうDLCとかリメイクで追加されるようなストーリーみたいなもの。設定は完全にEエンドを引き継いでいる完全な続編。それを、なぜかコンサートでやっちゃう。
コンサートの構成としては、まず先述したようなストーリーに沿った短い朗読があって、ある程度それに関連した曲が演奏されていくという進行でコンサートが進んでいく。たとえば、最初は2Bと9Sがレジスタンスキャンプを出発して旅立つシーンで『遺サレタ場所(廃墟都市)』が演奏される、といった具合。登場人物は2Bと9SのみなのでNieR:Automataの話が中心になるけど、過去の遺構や記録にアクセスするという形でNieR:Replicantの楽曲も挿入される。前半の部はNieR:Replicantが中心で、後半はNieR:Automataの楽曲が中心になる。人類滅亡とかゲシュタルト計画とかの話が普通に出てくるので、特にNieR:Replicantの直接的なネタバレが多く語られる。
実際ちょっとストーリーと曲とで関連が薄いシーンはあったけど、コンサートとしての曲構成を乱すことはなく、また朗読劇のシナリオも曲に無理に沿うことはなく、どちらかが後から付けた物ではなくひとつの映像作品であるかのように進行していく。 ストーリーがクライマックスになって「もしこれがゲームだったらスタッフロール流れるな」ってタイミングでちゃんと『Weight of the World』が演奏される。このシリーズのエンディングって、ストーリー重視のゲームにしてはあっさりしてるんだよね。ミニマルでとても好き。そのスタイルがコンサートでも出ている。 コンサートというよりも、追加DLCとか映像作品とかを見たような感覚だった。時間も2時間以上だったので、映画を一本観たというような感想。こういうコンサートは初めてで、今まで経験した様々なコンサートの中でもトップクラスで印象的なものだった。
ストーリーの中身については、意外な展開とか知られざる事実が明かされるとかそういうのはあまり無いけど、NieRっぽい話が展開される。そういう意味でも、普通だったらDLCとかで追加されるストーリーっぽい。普通DLCでやるような追加ストーリーを劇場で生演奏でやってくれるんだからチケット11,000円は安いよなあ?ってなる。良い体験だった。 普通のゲーム音楽のコンサートって、もちろん演奏がメインで、司会の方や作曲家の方が楽曲を紹介しながら進行していって、ちょっとゲームの映像が使われたりするけどゲームの世界観を表現するっていうわけではなくてあくまで楽曲にフォーカスしたものが普通だと思う。今回のthe end of dataは全く違っていて、音楽と映像と、その間に挟まれるストーリーとが一貫したクリエイティブで構成されていた。作曲家の岡部さんが司会?をしていたけど、曲の合間で楽曲の紹介とかそういうのに口を挟むことはなく、音楽とストーリーをメインとして世界観を壊さないように構成されていた。とにかく、普通のコンサートとは全く違う体験だった。
他、特徴的だった点としては
- 観客も白と黒のモノトーンの服装をした人が多くて一体感を感じた
- 休憩時間や終演後のアナウンスも2B・9Sが行っていて、ひとネタ仕込んであって面白い
- グッズはほとんど売り切れていた。開場前の物販先行販売に行くべきだった
演奏楽曲についてはYouTubeのプレイリストを作成しておいた。『泡沫ノ言葉』(NieR:Replicant Ver1.22で追加された難破船の曲)が配信サービスに無いので、Spotifyではプレイリストは作れない。YouTubeにはなぜかアレンジ版がSQUARE ENIX公式チャンネルで公開されている。